デジタルノギスの話
合板加工の開発工場、株式会社センエイ 品質・技術室の赤坂です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。
木材工場である以上、木粉が工場の中を舞うこと自体は避けられないことです。
だから、木粉を「出さない努力」・「舞わせない努力」・「貯めない努力」は工場職員の皆様に常に意識していただいています。が、それでも微細な木粉となるとなかなか難しいところがあります。そして、その影響を受けるのが精密機器であり、当社で言うところのデジタルノギスです。
こういった場所では、目盛だけがついた標準ノギスを使用するのが一般的ですが、当社ではお客様のご要望品質と作業者の利便性を考慮し、デジタルノギスでの寸法検査を取り入れています。ただ、そうすると、電池のフタの隙間から木粉が入り込み、接触不良を起こして使い物にならなくなるということが時々あるため、当社には常に各サイズ3~5本の予備を常備させています。もちろん、交換するたびに新しいノギスを買うため、経費が膨らむのをどうしたものかと悩んでいました。
そんなある日、ノギスのカタログを拝見していたら、ソーラー電池式のノギスがあることを知り、早速1本購入してみました。蓋を開けた瞬間にノギスが起動し、防塵性も従来のデジタルノギスに比べて良くなっていました。
まだ、購入して日が浅いので、効果のほどはわかりませんが、これからソーラー式の デジタルノギスが当社で活躍してくれるのではと密かに期待しています。