歩留りに関すること
合板加工の開発工場、株式会社センエイ 広報委員会の出田です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、
『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。
2017年は2月に入り、センエイの31期下期も残り約3か月となりました。
去年4月に改定されたセンエイの品質方針ですが、その中の1つに生産効率についての方針があります。【生産効率】『資源を大切に扱って歩留りを高め、ムダを省いて生産性を上げる。』というものです。
私自身、日々の仕事の中で、この生産効率や歩留りを高めるということに関わっています。
『歩留り』というと、『原材料に対する製品の割合』のことなので不良品や端材が増えれば、歩留りは下がります。生産予定を組む段階では、当然、不良品はコントロールできないので、端材を少なくカットできるようにしつつ、作業時間や安全性を考慮して予定を組むことで歩留り向上に努めています。
当たり前のことではありますが、品質を確保した上であれば歩留りを高めることには多くのメリットがあります。『材料が節約できる』ということが主なメリットですが、他に『端材が少なくなる』ということが挙げられます。端材が少なくなれば、少しでも工場内のスペースも空き、端材の処理費、材料費も削減されます。これらはまとめると、ムダなコストを削減できるということですが、その他作業性にも関係します。端材を置くための場所を作る作業、端材そのものを取り分ける作業、その端材をリフトで運ぶ作業など多くの人の作業も軽減されます。
少し話はそれますが、普段、歩留りの計算などには主に電卓を使っています。
入社当時、社内の人たちの電卓をたたく速さには驚いたというより、若干ひいていましたが、今ではそれにも少し慣れました。電卓によってはボタンの配置が異なるので、計算ミスをなくすためにも、もし壊れた時のために同じ機種のものをストックとして置いています。
工場の作業でも、少しでも読みやすい字で書くためにボールペン1本においてもこだわりがある人もいました。
あらゆる作業の中で馴染んだ仕事道具というものがあると思いますが、それが間接的にでも品質や生産効率、安全性にも関わるものなので、それらのためにも仕事道具を大切にしようと思う次第です。