『吹き飛ばす方法』から『吸い取る方法』へ
合板加工の開発工場 株式会社センエイ マテリアル事業部の土山です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
近畿 関西 大阪 岸和田で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。
以前よりお伝えしていますが、センエイでは5S活動を実施しており、作業終了後30分を清掃の時間としています。/p>
清掃の際、これまでは手の届きにくい機械内部にはエアガンを利用し、汚れ・ほこり・木くずなどを吹き飛ばし、ホウキとチリトリで処理していました。
しかし先日のミーティングで掃除方法を見直す機会があり、ゴミを「吹き飛ばす方法」から、エアガンの部分をバキュームブロワガンに付け替え、「吸い取る方法」に変更することになりました。
実際に「吸い取る方法」で清掃を行ってみると、機械の近くでの作業となるので、ネジの緩みなどの不具合などが発見しやすく、危険予知がしやすくなったと感じています。また、以前は高所清掃・壁面清掃に工場用の掃除機を使用していたので、重量による体への負担がありましたが、軽いエアホースとなったので移動が楽になり、さらにはコンセントを探す必要もないので作業効率も上がる結果となりました。
このように清掃方法を「吸い取る方法」にしたことで多くの発見があったのですが、一番の改善は発生源対策ができるようになったことです。「吹き飛ばす方法」では、飛ばしたゴミが空中に舞い、暫くして、床や機械の上に落ちて再び汚れてしまっていたのに対し、「吸い取る方法」では、ゴミをそのまま完全処理できるので、清掃の仕上がりに大きな差が出ることに気付きました。最初は1箇所の導入でしたが、感触がよかったので、ただちに水平展開し、現在10箇所で「吸い取る清掃」を採用しております。
私たちの部署では来期(H29.5月~)のテーマの一つに清掃を掲げていますが、掃除方法や道具1つを変えるだけでも、大きな差が出ることに気付き、改善活動の大きな一歩が踏み出せたように感じています。来期はこのような改善活動をさらに進め、来社されるすべてのお客様にキレイな工場だと言って頂けるように、皆で5S活動を進めたいと思います。